看護師の単発バイトとは?おすすめの職場や単発バイトの注意点を徹底解説
「看護師の単発バイトって何?」「看護師におすすめのバイトはある?」と気になりますよね。
看護師の単発バイトは高収入の求人が多く、すきま時間に働けるため人気があります。
しかし、いざ始めようと思っても、どんなバイトが自分に合うかわからなかったり、本業と両立できるか不安に感じたりする方もいるのではないでしょうか。
この記事では、看護師の単発バイトに興味のある方・これからバイトを始めようとしている方に向けて、以下の流れで解説します。
- 看護師の単発バイトとは、1日だけ働くワークスタイルのこと。
- 初心者におすすめの単発バイトは、クリニック・夜勤バイト・デイサービスや老人ホーム・訪問入浴・ツアーナースやイベントナース・健康診断である。
- 単発バイトを始める前に、就業規則チェックやシフト調整などの注意点を知っておくとトラブルに巻き込まれにくい。
1. 看護師の単発バイトとは
看護師の単発バイトとは、1日だけ働くワークスタイルのことです。
「週〇日」「1日〇時間以上」といった勤務制限がないため、休日やすきま時間を利用して働くことも可能です。
本業で培った経験を活かして働くことで、収入アップはもちろん、スキルアップや気分転換など多くのメリットが得られます。
看護師の単発バイトに興味がある方は、次にご紹介するおすすめの単発バイトを参考に、自分に合った働き方を見つけましょう。
2. 【厳選】看護師におすすめの
単発バイト6選
看護師の単発バイトにはさまざまな種類があり、インターネット上で簡単に検索できます。
しかし、求人を見ても、自分に合う働き方かどうか判断できないこともあるでしょう。
看護師の単発バイトで、初めての方に特におすすめの職場は以下の6つです。
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仕事 | 働きやすさ | おすすめな人 |
---|---|---|
クリニック | 〇~◎ |
|
夜勤バイト | 〇 |
|
デイサービス 老人ホーム |
◎ |
|
訪問入浴 | 〇 |
|
ツアーナース イベントナース |
〇~◎ |
|
健康診断 | ◎ |
|
クリニック
クリニックは、医療機関で働きたい人やスキルアップしたい人におすすめの単発バイトです。
繁忙期や休日当番に合わせて求人を出すクリニックが多く、忙しい分だけ時給は高めに設定されています。
主な仕事内容は問診や診察介助、採血、点滴などの処置ですが、診療科によって予防接種や感染症検査などを任される場合もあります。
病院やクリニックでの勤務経験を活かして働けるため、初心者の方でも始めやすいでしょう。
夜勤バイト
夜勤バイトは、とにかく稼ぎたい人や体力に自信がある人におすすめの単発バイトです。
夜間帯に働くので時給や日給が高く、1回で数万円稼ぐことも不可能ではありません。
主な業務内容は、職場によって異なります。
たとえば、慢性期病棟や介護施設には比較的状態が落ちついている患者さんが多いため、バイタルサイン測定や排泄介助、食事介助、経管栄養、内服管理などがメイン業務になります。
一方、急性期病棟には状態変化が起こりやすい患者さんも多く、呼吸器管理や心電図モニター監視、点滴投与、急患・急変対応など、より高度なケアに携わる機会があるかもしれません。
いずれの場合も、対象者の人数や健康状態によって忙しさが左右されるため、病院や施設の特性を確認した上で働くことをおすすめします。
デイサービス・老人ホーム
デイサービス・老人ホームは、時間に余裕をもって働きたい人や病院以外で働きたい人におすすめの単発バイトです。
医療処置を必要としない利用者さんにケアを行うため、精神的・身体的負担が少ない職場といえるでしょう。
主な業務内容は、バイタルサイン測定や健康状態の観察、食事準備やレクリエーションのサポートなどです。
利用者さんとじっくり関われる仕事であり、経験の浅い方やブランクがある方でも安心して働けます。
訪問入浴
訪問入浴は、体力に自信がある人や、経験年数を気にせず働きたい人におすすめの単発バイトです。
病気やけがなどにより自力での入浴が難しい方の自宅に出向き、数名の介護職員と協力しながら援助を行います。
主な業務内容は、バイタルサイン測定や入浴前後の体調確認、入浴介助などです。
一般的に、1回の訪問入浴にかかる時間は40〜50分程度とされています。
利用者さん一人ひとりに合わせて入浴ケアを提供するため、やりがいを感じられるでしょう。
業務自体はそれほど難しくありませんが、1日に5〜8件ほど訪問入浴を行う場合もあるため、体力づくりが欠かせません。
ツアーナース・イベントナース
ツアーナース・イベントナースは、応急手当や急患対応ができる人、、旅行やイベントが好きな人におすすめの単発バイトです。
ツアーナースとは、修学旅行やツアー旅行などに添乗する仕事のことで、1〜数泊程度の期間で働きます。
主な業務内容は、旅行者の健康観察や体調不良者のケア、児童の服薬見守り、教員や添乗員との連携です。
イベントナースとは、ライブ会場や講演会などの救護係を務める仕事のことで、1日単位で働きます。
主な業務内容は、体調不良者のケアや応急処置、病院受診への付き添いです。
求人によっては、医療従事者が自分1人だけというケースも珍しくないため、ある程度の経験年数がある人や、状況判断力・対応力・臨機応変さなどのスキルがある人が求められます。
健康診断
健康診断は、採血スキルに自信がある人や残業無しで働きたい人におすすめの単発バイトです。
健康な人を対象に処置を行うため、急変対応や応急手当などを行う場面はほぼありません。
主な業務内容は、問診や採血、視力・聴力検査、心電図検査の介助などです。
各検査が滞りなく進むようにスピーディーな対応が求められますが、その分、残業がほぼないのが特徴です。
一般的に、健康診断は4〜6月ごろに行われるため、冬の終わり〜春先にかけて求人が出る傾向にあります。
健診ナースに興味がある方は、時期を見ながらこまめに求人チェックをしておくことをおすすめします。
なお、看護師の副業については以下の記事で解説しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
3. 始める前に知りたい!
看護師の単発バイトの注意点
看護師の単発バイトでは、収入アップやスキルアップ、気分転換などのメリットが得られます。
一方で、看護師の単発バイトならではの注意点もあり、確認しておかないと、予想外のトラブルに巻き込まれるかもしれません。
これからご紹介する3つの注意点をしっかり確認し、安心して単発バイトができるように整えましょう。
本業の就業規則をチェックし、そもそもバイト可能かチェックする
職場によってはバイトを禁止していることがあるため、就業規則の確認は必ず行いましょう。
「バレないだろう」と思って始めても、年末調整や住民税の徴収、周囲の噂などがきっかけで発覚することもあります。
どうしてもバイトしたい場合は、職場の上司に事前相談してから始めたほうが安全です。
トラブルを回避するためにも、確認や相談はきちんと行いましょう。
単発バイトで働いた収入は、忘れずに確定申告を行う
本業以外で収入を得た場合、金額によって確定申告を行う必要があります。
申告はオンライン上でもできるため、所定期間(2月16日〜3月15日)内に忘れず実施しましょう。
確定申告に関する情報は、国税庁でも紹介しています。
詳しくはこちらをご覧ください。
余裕を持ったスケジュールで体調を崩さないように気を付ける
本業以外でバイトを始めると、忙しさから体調不良を引き起こすことがあります。
そのため、本業のシフトやご自身の体力を踏まえながら、無理のないスケジュール管理を行うようにしましょう。
4. まとめ
看護師の単発バイトについて、くわしく解説いたしました。
看護師が単発バイトを始めることで、収入アップやスキルアップなどのメリットが得られます。
どんな単発バイトを始めようか迷っている方は、記事内でご紹介した6つの単発バイトの中から、自分に合う働き方を見つけてみてくださいね。
なお、就業規則の確認やシフト調整などを怠るとトラブルに巻き込まれる可能性があります。
勢いでバイトを始めるのではなく、必要なことをしっかり確認してから働くように心がけましょう。
なお、より自由度の高い働き方を求める方には、フリーランス看護師や副業看護師といった働き方もおすすめです。
フリーランス看護師や副業看護師については、以下の記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「フリーランス看護師について知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。