医療ライターは看護師資格を活かせる副業!医療ライターになる方法も解説
看護師の中にもさまざまな副業をしたり、違う働き方を選んだりする方がいます。
その中には、副業でライターとして記事を執筆したりブログを書いたりする方だけでなく、看護師からフリーランスとなり「医療ライター」として活躍したりする方もいます。
医療ライターは看護師資格を活かしながら、臨床現場で働くのとはまた異なった働き方ができるため、気になっているという看護師の方もいるでしょう。
今回は医療ライターとは、どのようなものなのか、どうしたらなれるのかなど、詳しく解説していきます。
- 医療ライターとは、医療に関する記事やコンテンツを作成する仕事をする人のこと。
- 医療ライターは看護師に向いている仕事であり、看護師としての経験や知識を存分に活かせる仕事。
- 独学で学ぶのは難しい人が多いので、スクールを利用するのがおすすめ。
看護師資格を活かせる働き方!医療ライターとは?
医療ライターは広義的な言葉で、決まった概念があるものではありません。
そもそもライターは、Web上に掲載される記事やコンテンツを執筆したり、雑誌やホワイトペーパーと言った紙面の内容を執筆したりする仕事をする人を指します。
そのため医療ライターは、医療に関する記事やコンテンツを作成する仕事をする人を指します。
さまざまな呼び方があり、メディカルライターや看護師ライターなどさまざまな呼び方がありますが、具体的な定義は特に決められていません。
医療ライターってどんな仕事?
医療ライターについて興味が湧いた方の中には、具体的にどんな仕事をしているのか気になっている方もいるでしょう。
次に医療ライターの仕事はどのような仕事なのか解説していきます。主に下記の2つがメインの仕事としている方が多い傾向にあります。
- Webコンテンツの制作
- 医師や医療機関を対象とした取材記事の制作
上記の仕事について詳しく解説する前に知っておきたい点が、医療ライターの雇用形態です。
医療ライターは副業として活動している方か、フリーランスとして専業にしている方の2つのパターンが一般的です。
そして医療ライターに仕事を依頼するのは下記のようなクライアントが挙げられます。
- クリニックや訪問看護ステーションなど集客が必要な医療機関
- 医療機器販売やPRを行っている企業
- ヘルスケア商品や美容の商品を取り扱っている企業
- 医療者向けの転職関係サービスを行っているメディア など
これらのクライアントと契約を結び、契約に基づいて仕事を行っています。
それではそれぞれの仕事について詳しくみていきましょう。
Webコンテンツの制作
医療ライターが引き受ける仕事としてメインにしている方が多いのは、疾患の解説などといったコラム記事のようなWeb上に掲載されるWeb記事の制作です。
例えば前述のようなクリニックや訪問看護ステーションといった医療機関であれば、そのクリニックが主に行っている治療に関する情報が解説されている記事を掲載したり、訪問看護ステーションでは利用者の集客のために、どんな疾患の方を対象に訪問看護サービスを展開しているか、どんな支援ができるかについて解説した記事を掲載したりしていきます。
他にも医療機器やヘルスケア商品、美容の商品を取り扱っている企業では、自社の商品をアピールするためのコラム記事を作成していきます。
また看護師転職サービスなどのサイトでも、看護師のキャリアに関する記事を掲載していくなど、さまざまなサイトの目的に合わせた記事を作成していくのが1つの仕事です。
医師や医療機関を対象とした取材記事の制作
医師や医療機関、さらに患者を対象とした取材記事を制作している医療ライターもいます。
医師や医療機関に対して取材する場合は、主に最新の治療や薬、研究などについてお話を伺い、その治療や薬などの情報を必要とする人(患者さんや同じ治療を導入したい医療機関など)のところへ正しい情報を届けていきます。
患者さんへ話を伺うケースでは、患者さんの治療体験や闘病体験などを伺い、取材記事としてまとめてWeb上で公開したり雑誌に掲載したりして、同じ治療を受けている他の患者さんへ伝えていく・疾患の知名度を高めていく、というのが取材の仕事例です。
医療ライターは看護師資格を活かせる仕事!
看護師におすすめの選択肢
医療ライターは医療資格がなくてもなれると考える方もいますが、実際は医療資格がないと働きづらいケースがほとんどです。また、その点からも看護師資格保有者にはおすすめの仕事ともいえるでしょう。
看護師資格を持っている医療ライターの方だと、医療に関する記事を書く際に「この根拠はなんだろう?」「もっと患者さんにわかるように伝えなきゃ」という思いが湧く人もいるのはもちろん、医療の情報を見慣れている人が多く、情報を拾うスピードも早い傾向にあるため根拠に基づいた医療記事の執筆が可能です。
また取材をする際にも、看護師は基本的な医療の知識が備わっており理解も早いため、取材相手の医師や医療機関、患者さんも安心するでしょう。
そのため医療や看護に関する知識や経験、スキルのある看護師が医療ライターとして働くのは、おすすめの選択肢といえます。
看護師が医療ライターとして働くメリット
ここでは看護師が医療ライターとして働くメリットを解説します。
看護師としての経験を活かせる
看護師としての経験を活かしながら働けるのは、何よりもメリットと言えるでしょう。
看護師が副業をしたりフリーランスとして働いたりする中で、看護師資格を活かそうと考えると、臨床現場で働く以外の選択肢はないと考えている人も少なくありません。
しかし臨床現場ではない自宅からでも、医療ライターとして看護師資格を活かして働くことは可能です。
自分自身が臨床現場で得た知識や経験、仕事によってはアセスメントスキルなども記事制作に活かしていけます。
経験を活かしながら違った働き方をしたり、異なる収入源を作れたりするのは大きなメリットといえます。
さまざまな仕事がある
医療ライターは前述のように、コラム記事の作成や取材記事の作成が仕事として存在し、またその中でも幅広い仕事の種類に分かれます。
さまざまな仕事があり求人サイトやクライドソーシングサイトなどを通して自分自身で応募したり探したりできるため、飽きやすい人や多くの経験を積みたいと考えている方にも医療ライターはおすすめです。
自由な時間でどんな場所でも仕事ができる
医療ライターだけでなくライター全般に言えるメリットですが、時間と場所に縛られずに働けるケースがほとんどです。
出社必須としているところはあまりなく、基本的には納期までに記事を提出してもらえれば問題ないというクライアントが多いです。
そのため朝早く起きて仕事に行ったり残業したりする必要はなく、自由な時間でどんな場所でも仕事ができる点は、大きなメリットと感じられるでしょう。
ただし、納期を必ず守らなければ信用問題となるため、十分に注意する必要があります。
医療ライターになるには?
ライタースクールの利用がおすすめ
医療ライターについて興味を持ったという看護師の方の中には、どうやって医療ライターになれば良いのか気になるという方もいるでしょう。
独学で医療ライターとして働くことも可能ではあるものの、なかなかスキルが身につかないことから継続的なお仕事へと繋がらなかったり、新しい仕事が見つからなかったりなど、安定した収入を得ていくのは難しいという方も少なくありません。
医療ライターになるには、医療ライターに特化したライティングスクールの活用も選択肢となるでしょう。
メディプロ®︎ライターは、約3ヶ月間で未経験から初案件の獲得まで可能にしていく完全一貫型の医療従事者専門のwebライティング講座です。
正しい医療情報を扱った記事を制作できるようになるための細かなライティングスキルの指導はもちろん、定期的な1on1ミーティングを実施したり、生徒限定の動画コンテンツの閲覧も可能です。
メディプロ®︎ライターについて詳しく知りたい方は、下記公式サイトや公式ラインからお問い合わせください。
公式サイト https://medicalwriter.jp
公式ライン https://line.me/ti/p/%40579ikoki
まとめ
ここまで医療ライターとはどのようなものか、医療ライターの具体的な仕事や医療ライターとして働くメリット、また医療ライターになるにはどうすれば良いかも紹介しました。
オンライン診療やオンライン薬局の普及に伴い、医療従事者の活躍の場は現場からオンラインへと広がりを見せています。現在、多くの方が健康に関する不安を解消するためにインターネットを利用しており、医療の知識はオンラインでも非常に重要視されています。
このような状況のなかで、医療従事者が自分自身の専門知識を活かし、在宅でも医療に貢献できる新たな働き方である「医療ライター」は需要が高まっていくでしょう。
もし現在働き方に悩んでいる方や、キャリアについて悩んでいる方はフリーランスや副業という選択肢を考えてみるのも良いかもしれません。
「フリーランス看護師について知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。