現役看護師におすすめの勉強アプリは?
復職前にも使えるアプリをまとめて紹介
「働きながら勉強できる看護師向けアプリは?」「すきま時間にスマホでサクッと勉強したい」と考えてはいませんか。
医療の現場は日々めまぐるしく進化しており、現役看護師であっても知識のアップデートは欠かせません。
しかし、仕事や家庭のすきま時間をぬって勉強することはハードルが高く、スマホアプリでかんたんに勉強できる方法があれば知りたいですよね。
そこでこの記事では、看護師である筆者が、実際に使ってよかった看護師向けアプリをご紹介します。
現役看護師さんはもちろん、復職予定の方にもおすすめのアプリを厳選してご紹介しますので、ぜひご活用ください。
- 勉強アプリは、現役看護師や服飾を考える看護師にもおすすめ
- 勉強アプリ以外にも、スマホを使って学べるWebサイトがある
- 忙しい人こそ、勉強アプリで気軽に勉強しよう
1. 現役看護師におすすめの
勉強アプリ3選
現役看護師さんにおすすめの勉強アプリは、以下の3つです。
- エキスパートナース
- MSDマニュアルプロフェッショナル版
- 医療略語がわかる!医療略語辞書アプリ「ポケットブレイン」
現場で即使える知識が学べるアプリをまとめてご紹介します。
順番に見ていきましょう!
エキスパートナース
『エキスパートナース』は、看護雑誌で有名な「エキスパートナース(Expert Nurse)」がスマホで読めるアプリです。
- 既刊から最新号までアプリでサクサク読める
- アプリダウンロード・各号試し読みは無料
- 雑誌を全ページ読む場合は1冊1,200円~課金が必要
『エキスパートナース』では、臨床現場で役立つ知識や、看護師が知っておきたい最新ニュースを学ぶことができます。
紙雑誌と同様に、カラフルなイラストや写真付きで、エビデンスに基づいた解説が読めるので、すきま時間で勉強したい方にもピッタリです。
毎月定期で発行されている雑誌はもちろん、画像診断や心電図、人工呼吸ケアなどに特化した臨時増刊号も閲覧できるので、気になる方はぜひダウンロードしてみてください。
MSDマニュアルプロフェッショナル版
『MSDマニュアルプロフェッショナル版』は、120年以上の歴史がある医学事典がスマホでかんたんに閲覧できるアプリです。
- 信頼できる医学知識・技術がスマホで読める
- 各コンテンツはすべて無料
- 動画や医学ニュース・コラムも豊富
『MSDマニュアルプロフェッショナル版』は多くの医師が使用している医学事典をアプリ化したもので、正しい医学情報を得るのに役立ちます。
医学書の内容を診療科別に検索できるので、休日を使って図書館に行く必要もなく、手軽に学習できるでしょう。
ただし、医学事典以外の動画や計算ツールの中には英語表記しかないものもあるため、わからない部分は別の形で学習する必要があります。
根拠のある医学情報が知りたい方、エビデンスに基づく知識を得たい方は、ぜひ一度お使いになってみてください。
医療略語がわかる!医療略語辞書アプリ「ポケットブレイン」
『医療略語がわかる!医療略語辞書アプリ「ポケットブレイン」』は、9,000語以上の医療用語がサクっと検索できるアプリです。
- カルテや検査レポートによくある医学略語をすぐに確認できる
- 初回ダウンロード後30日間は無料で使える(その後は月額100円)
- 具体的な情報は掲載していないので、別で調べる必要あり
『医療略語がわかる!医療略語辞書アプリ「ポケットブレイン」』ではカルテや検査レポートでわからない用語を直接入力して検索できる秀逸なアプリです。
臨床で知りたい略語がすぐにしらべられるだけでなく、分野・診療科別の用語検索もできるので、予習にも役立つでしょう。
料金はアプリ初回ダウンロードに限り30日間無料で、以降は月額100円の課金が必要です。
無料期間終了後に自動で課金されることはないため、まずはダウンロードし使い心地を試してみてはいかがでしょうか。
2. 復職を考える看護師に
おすすめの勉強アプリ4選
復職を考える方におすすめの勉強アプリは、以下の4つです。
- 看護師国家試験 看護クエスチョン・バンク
- プチナース
- 心電図シミュレータ
- 遊んで学べる人体模型パズル
無料または低価格で使えるアプリを中心にご紹介します。
気に入ったものがあればぜひダウンロードして使ってみましょう!
看護師国家試験 看護クエスチョン・バンク
『看護師国家試験 看護クエスチョン・バンク』は、看護時国家試験問題に解説付きで取り組めるアプリです。
- 過去20年分の看護師国試問題が解けるアプリ
- 利用料金は完全無料
- くわしい解説付きなので、知識の再確認ができる
看護学生向けのアプリではありますが、看護の基本知識を網羅的に学習できるアプリとして注目を集めています。
膨大な問題集を持ち歩く必要もなく、すきま時間でサクサク取り組めるので、気軽に学びなおしが可能です。
ブランクが長く心配な方、復職を控えている方はぜひ一度お試しください。
プチナース
『プチナース』は、看護学生向け雑誌で有名なプチナースが電子版で読めるアプリです。
- 月刊誌・疾患別看護過程・臨時増刊号がアプリで気軽に読める
- アプリダウンロードや各号試し読みは無料
- コンテンツごとに480円~課金が必要
看護学生向けのアプリながら、その内容は臨床現場に役立つものも多く、復職を考えている方が知識の地固めをするのに適しています。
ただし、各コンテンツごとに課金が必要なので、より臨床現場に役立つ知識を学ぶのであれば、前述の『エキスパートナース』がおすすめです。
看護知識にあまり自信がない方、かんたんな内容から学びたい方は、本アプリを無料ダウンロードし、使ってみるとよいでしょう。
心電図シミュレーター
『心電図シミュレーター』は、クイズ形式で心電図が学べるアプリです。
- 制限時間内に出るさまざまな心電図波形にランダムで答える
- 利用料金は完全無料
- クイズメインで解説は少ないので、別で自己学習が必要
心電図はどの科でも使う可能性のある医療機器ですが、使用経験が少ないと、どうしても苦手に感じてしまうこともありますよね。
『心電図シミュレーター』は制限時間内にさまざまな波形の名称を当てるアプリで、ゲーム感覚で心電図の学習が可能です。
アプリ内ですべての波形を網羅して覚えることは難しいですが、心電図への苦手意識を下げることはできるでしょう。
また、波形とともに流れる音には臨場感があり、現場の雰囲気を意識したイメトレが可能です。
心電図に自信がない方、急変対応で苦手意識がある方は、まずは気軽にダウンロードして使ってみることをおすすめします。
遊んで学べる人体模型パズル
『遊んで学べる人体模型パズル』は、骨格や臓器の位置が把握できるアプリです。
- 臓器・骨格・複合の3つのコースがある
- 利用料金は無料
- パズルで位置を覚えたら自己学習にも取り組もう
臨床現場において、解剖学的知識は欠かせないものです。しかし、内容の難しさから勉強しにくく、つい敬遠したくなりますよね。
『遊んで学べる人体模型パズル』は各主要臓器や骨をパズルのように埋められるアプリで、文字通り解剖学を「遊んで学ぶ」ことができます。
パズルを通して解剖学が身近に感じられれば、学習への意欲も湧いてくるでしょう。
勉強が好きじゃない方、ゲーム感覚でできるアプリをお探しの方は、ぜひ一度ダウンロードして使ってみてください。
3. 看護師の勉強に使える
Webサイト
「看護師の勉強アプリは少し使いにくい」「もっとしっかり勉強したい」という方は、信頼できるWebサイトを使って勉強するのがおすすめです。
特に以下の4つのWebサイトは、看護の知識をより深めるために役立ちます。
実践に役立つ内容ばかりなので、ぜひ活用してみてください。
看護roo!
看護に役立つ知識が網羅的にまとめられているWebサイト。
イラストや漫画などのコンテンツが豊富で、各疾患や看護ケアについてくわしく学べる。
▶︎ 看護roo!公式サイト
MSDマニュアルプロフェッショナル版(Web)
前述のMSDマニュアルプロフェッショナル版(アプリ)と同じ内容で、アプリ版よりグラフィックが見やすい。
アプリ版が使いにくい方におすすめ。
▶︎ MSDマニュアルプロフェッショナル版(Web)公式サイト
日経メディカル処方薬事典
薬剤の効果や副作用を調べるのに役立つWebサイト。
添付文書情報もあり、信頼性が高い。
スマホ・PC学習サービス「FitNs.(フィットナス)」
医療系教科書を出版するメディカ出版監修の看護師向け学習サービス。
サブスクで利用でき、短時間で効率よく勉強できる。
▶︎ スマホ・PC学習サービス「FitNs.(フィットナス)」公式サイト
看護教養認定資格
スキルアップや転職に役立つ看護系資格。
看護師であれば誰でも受験でき、勉強しながら資格取得ができる。
4. 看護師の勉強アプリで
よくある質問
最後に看護師の勉強アプリでよくある質問にまとめてお答えします。
- 看護師勉強アプリは無料で使える?
- 本当にアプリで勉強ができるの?
- 勉強アプリのメリット・デメリットとは?
- アプリを使った勉強方法はどんな看護師に向いてる?
- シフト管理でおすすめのアプリはある?
看護師勉強アプリは無料で使える?
看護師向け勉強アプリは、無料から有料のものまでさまざまです。
料金形態はアプリごとに異なるため、ダウンロードする前に必ず確認しましょう。
なお、アプリへの課金に抵抗がある方もいるかもしれませんが、専門雑誌や参考書の購入費用と同じくらいの額で勉強できるので、試す価値はあるといえます。
まずは無料で使用感を確かめてから、有料で使うか判断しましょう。
本当にアプリで勉強ができるの?
看護師の勉強方法は時代とともにアップデートしており、アプリでも十分に学びなおしが可能です。
ただ、看護師向けアプリの中には、何年もバージョンアップがされておらず、最新の医療情報が反映されていないものもあるため注意しなくてはなりません。
数多くあるアプリを一つひとつ見極めるのはとても大変なので、まずは本記事でご紹介した勉強アプリからダウンロードしてみることをおすすめします。
看護師勉強アプリのメリット・デメリットとは?
看護師が勉強アプリを使うメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
---|---|
・通勤や休憩のすきま時間で勉強できる ・手軽に使える ・学びなおしのきっかけが得られる ・現場で活かせる知識が身につく ・かんたんなので続けやすい | ・SNSや動画アプリが気になり勉強に集中できないことがある ・紙媒体で勉強したほうが覚えやすい人もいる ・Wi-Fi環境下じゃないとデータ通信量がかかる ・長時間の使用で頭痛や肩こりなどを感じることもある |
勉強アプリには手軽さや使いやすさなどのメリットがありますが、人によっては集中できなかったり、覚えにくかったりすることもあるでしょう。
また長時間の使用で健康へ影響する可能性も否定できないので、「1日〇分」「通勤中だけ」と時間を決めて使うようにするとよいでしょう。
アプリを使った勉強方法はどんな看護師に向いてる?
アプリを使った勉強は、以下の看護師さんに向いています。
- 毎日忙しく机に向かう時間が取れない人
- 仕事で疲れていて勉強する気力がない人
- 通勤や休憩時間を有効活用したい人
- スマホでできる勉強を探している人
- できれば勉強したくない人
看護師は専門性が求められる職種であり、継続して勉強し続けることがなにより大切です。
しかし、毎日机に向かって何時間も勉強する方法は現実的とはいえません。
勉強したいけど時間がない方、本音をいえば勉強なんてしたくない方こそ、アプリで気軽に学習してみてはいかがでしょうか。
シフト管理でおすすめのアプリはある?
看護師さんのシフト管理でおすすめの無料アプリは、以下の2つです。
- ナスカレ≪ナースカレンダー≫
- 看護師 ナースのシフト管理カレンダー:シフトナ
どちらのアプリも1カ月分のシフトが最短30秒で入力できるほど使いやすく、友人とのシフト共有もかんたんにできます。
プッシュ通知やアラーム設定などの機能も充実しているため、スケジュール管理でお困りの方はぜひお使いになってみてください。
6. まとめ:忙しい看護師さんこそ勉強アプリを有効活用しよう!
看護師さんにおすすめの勉強アプリを多数ご紹介しました。
仕事やプライベートで忙しい看護師さんだからこそ、学生時代とは違う方法で効率よく勉強することが必要です。
アプリで十分に勉強ができるか不安な方は、まずはアプリをダウンロードし、使用感を確かめてみるとよいでしょう。
なお、アプリの勉強で物足りない方や、より深く勉強したい方にはWebサイトやWebサービスを使った勉強がおすすめです。
勉強の成果を目で見てわかる形にするのであれば、資格がとれる看護教養認定資格に挑戦するのも一つの手です。
勉強を通してスキルアップが目指せるので、気になる方はぜひチャレンジしてみてください。
「フリーランス看護師について知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてください。