看護師の多様な働き方シリーズ地域密着型サービス「ポケットナース」で得られる理想の働き方とは
働き方改革が叫ばれる昨今。
新型コロナウイルス感染症の流行をきっかけに、仕事やキャリアについて考え直した方もいるのではないでしょうか。
「今の職場で働き続ける自信がない」
「給料が減るから辞められない」
「もっと自分らしく働ける場所があればいいのに」
こうした現場のお悩みを解決するために、当サイトでは看護師さんの柔軟な働き方を応援する企業を、シリーズでご紹介しています。
今回は、地域密着型サービスを展開する『ポケットナース』について、詳しくお伝えしていきます。
1. 地域密着型サービス
『ポケットナース』とは
『ポケットナース』とは、育児中のママ・パパやご年配の方の困りごとを解消するために生まれた愛知県発のサービスです。
「いつもポケットに看護師を」を合言葉に、個人向けサービスだけでなく、人手不足のクリニック・施設と看護師をマッチングする法人向けサービスも展開しています。
運営会社 | ポケットナース |
サービス内容 | 【個人の方向け】 ・育児相談やアドバイス ・外出や受診の付き添い ・離れて暮らす家族の体調確認 ・健康に関する電話相談 ・転職支援※ など 【法人の方向け】 ・クリニックや施設と看護師のマッチング ・専門知識を活かした看護ケア など |
サービス提供エリア | 愛知県内(特に西三河・知多エリア) ※今後エリア拡大の見込みあり |
公式インスタグラム | https://www.instagram.com/miyoko_poket.nurse/ |
※『ポケットナース』では、株式会社リンクセレクトと共同開発した転職支援サービス「つながるナース」を運営中です。転職したい方、復職したいけど自信がない方、スポット勤務で自分らしく働きたい方の相談を受け付けています。詳しくはこちらもご覧ください。
『ポケットナース』のサービスは、オンラインまたは対面で提供しています(需要に合わせて、現在は対面でのサービスがメイン)。
地域密着型の看護ケアやサポートが強みであり、一人ひとりに向き合った看護が実践できます。
2. 『ポケットナース』を活用する看護師の働き方
『ポケットナース』ではさまざまな看護サービスを展開しており、ご自身のスキルや経験を活かして働けます。
主な仕事内容は、次のとおりです。
- クリニックや病院などの医療機関で看護ケア
- 高齢者施設や障がい者施設などで業務サポート
- 個人宅やイベント会場などで看護支援
勤務日数や勤務時間に縛りがないため、「こどもが園や学校に行っている間だけ働きたい」「副業してみたい」という方からも選ばれています。
今後のサービス拡大により、上記以外の職場やオンラインで働ける可能性もあるでしょう。
『ポケットナース』の求人概要
雇用形態 | 業務委託 |
勤務日数・勤務時間 | 規定なし |
シフト提出の必要性 | なし |
給料 | 求人によって変動あり |
待遇・サポート | ・服装自由※1 ・看護師向け個人保険に対応してくれる施設とのマッチングをサポート※2 |
働くまでのステップ | 1. メールで連絡 2. 面談 3. お仕事検索 3. 弊社と施設との契約(新規の場合) 4. 業務委託依頼 5. お仕事スタート |
※1 白衣が必要な場合は、ご自身で準備をお願いしています。
※2 看護師向け個人保険は、ご自身で加入。詳しくは初回面談時にご相談いただけます。
初回面談では、働きたい場所や得意なことを確認した上で、その人に合う職場や働き方を提案してくれます。
「ブランクがあるから心配」「本業が休みの日だけ働きたい」「1日数時間だけバイトしたい」といった希望も相談できるため、気になる方はぜひ公式SNSから問い合わせてみてくださいね。
3. 『ポケットナース』のメリット・デメリットとおすすめな人
『ポケットナース』には、次のようなメリット・デメリットがあります。
メリット
- 働く場所や時間を自由に選択できる
- すきま時間を効率よく使える
- 家庭の事情や体調に応じて働ける
- お小遣い稼ぎや収入アップが叶う
- 患者さんに寄り添った看護が実践できる
- スキルアップにつながる
- 経験や強みを活かして働ける
- 副業やフリーランスの第一歩が踏み出せる
デメリット
- 働きたい日に仕事があるとは限らない
- エリアが限定的である
※今後、エリア拡大や仕事数増加の可能性あり
これらのメリット・デメリットから、次の特徴にあてはまる方には『ポケットナース』の利用をおすすめします。
- 愛知県内または西三河・知多エリア近郊に住んでいる
- 看護師資格を活かして短時間でも働きたい
- 組織や時間に縛られずに働きたい
- 「フリーランス」や「副業」に興味がある
- 人とは違った働き方がしてみたい
『ポケットナース』は、今後サービス拡大が期待できる看護師向けお仕事マッチングサービスです。
患者さんに寄り添った看護を大切にしたい方から、すきま時間を活かして稼ぎたい方まで、さまざまな看護師さんを受け入れています。
「副業してみたい」「ブランクがあるけど働きたい」「短時間だけ仕事したい」とお考えの方は、『ポケットナース』の公式SNSからぜひ一度問い合わせしてみてください。
4. 誰かのために役に立つ自分でありたい|
『ポケットナース』代表の現役看護師に話しを聞く
『ポケットナース』代表の中嶋氏は、総合病院に21年勤務し、看護主任として11年働いた経歴をもつ現役看護師です。
豊富な経験とキャリアをもつ中嶋氏が「起業の道」を選んだのは、ご自身のうつ病がきっかけだったといいます。
「総合病院で働いていた頃は、体力的にも精神的にも大変でした。20代の頃は特に苦労して、気の合う仲間や同僚が支えでしたね。
看護主任になってからは、クレームやトラブル対応に追われることも多くて。
管理職なので個人的な感情では動けず、組織の方針を常に考えて行動していたように思います。
育児と仕事の両立にも悩み、コロナ禍による業務負担からうつ病となったことがきっかけで、退職を決断しました」。
充実したキャリアを歩んでいるように見えても、人間関係や業務負荷が原因で、看護の道を離れる人は後を断ちません。
実際に、中嶋氏にも「看護師の仕事はもうしない」と決めていた時期があったそうです。
「総合病院を退職してからは、廃人のような生活をしていました。
もともと料理が好きで、たくさんのおかずを食卓に並べるタイプだったのですが、それもままならなくて。
できることができなくなる現実を目の当たりにして、看護師はもうやらないと思いましたね。
ですが、療養中に「自分にできることは本当にないのかな?」「自分らしく働くことってできないのかな」という思いもどこかにあって。
そんな時、オンライン看護師という働き方を見つけ、在宅でできる働き方に惹かれて、挑戦してみることにしたのです」。
オンライン看護師とは、電話またはオンライン上で健康相談や療養アドバイスなどを行う仕事。
中嶋氏の職場では、体調不良者やコロナ禍で自宅療養中の方に電話し、健康相談や酸素管理、病院・自治体との連携サポートなどを行っていたそうです。
「オンライン看護師として働き始めて、声だけでできる看護があることを初めて知りました。
既存とは違うやり方でも、患者さんに寄り添えることに気付き、看護の可能性を感じましたね。
病気や年齢で体力が落ちても、知識や経験を活かして働けると体感できたのは、とても大きかったです。
私は、人生のテーマとして「誰かのために役に立つ自分でありたい」と考えているのですが、自分らしく人に寄り添う方法として、やはり看護師が最適なのではないかと再認識しました」。
その後、より柔軟な働き方を実現するために起業を決意し、2024年1月に『ポケットナース』を創業。
現在は、数名のスタッフとともに、人手不足のクリニックや施設への業務サポートを行っています。
「副業やフリーランスは、認知されているけれど、浸透していない働き方だと思っています。
ですが、2025年問題を間近にひかえ、既存の働き方だけでは対応しきれない職場も出てくるでしょう。
現場で働く看護師に負担がかかり、一人、また一人と辞めていく。そこから動き出すのは、きっと遅いですよね。
海外では、柔軟な働き方を選択する看護師が多く、自分の生活と仕事を無理なく両立できているそうです。
日本にも、この日だけ、この時間だけといった働き方が広がれば、無理なく働けて、現場の人手不足も解消できるのではないかと考えています」。
看護の現場を知り尽くし、うつ病の過去と向き合った中嶋氏だからこそ、看護師のためになるサービスを立ち上げられたのでしょう。
最後に、『ポケットナース』の利用を考えている看護師に向けて、メッセージをいただきました。
「私は、管理するのもされるのも好きじゃなくて。フリーランスや副業に興味がある人も、きっと私と同じような考えを持っているのではないでしょうか。
一歩踏み出したいけれど不安、相談できる人や頼れる人がほしい、自立するために伴走してほしいと思っているのであれば、ぜひ一度お話しできればと思います。
『ポケットナース』に興味がある人はもちろん、私の考えに共感してくれる人と一緒に、地域や業界を楽しく盛り上げていけると、嬉しいですね」。
5. まとめ:『ポケットナース』は副業やフリーランスに興味がある人におすすめ
自分らしく働くとはなにか、考え抜いたことで生まれた『ポケットナース』。
そのサービスには、自分らしい看護や働き方を再発見するためのヒントがあふれています。
副業やフリーランスに興味がある方、ブランクがあり看護技術に自信がない方、スポットで働きたい方は、ぜひ『ポケットナース』の公式SNSをチェックしてみてください。
「フリーランス看護師について知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてください。