看護師に副業は必要?看護師の副業のメリットや注意点をまとめて解説
「看護師でも副業すべき?」「忙しくて副業する余裕はない」とお考えですね。
看護師は忙しい職業の代表格であり、副業する時間があるなら休みたいと思う方は少なくありません。
しかし、実は、忙しい看護師ほど目的意識を持って副業を始めています。
この記事では、いまの働き方や収入に不満を感じている方に向けて、看護師の副業に関する基礎知識を以下の流れでご紹介していきます。
- 就業規則で副業が認められている場合、看護師でも副業できる
- 看護師の副業には、年収アップやスキルアップなどのメリットがある
- 副業の注意点を知っておくと、トラブル防止に役立つ
1. そもそも
看護師は副業できるのか
看護師が副業できるかどうかは、本業の就業規則によります。
そのため、まずは職場が副業を許可しているか確認することが大切です。
就業規則で副業が認められている方は、副業が可能です。
シフト勤務の特性上、本業と勤務日が被らないように調整する必要があるため、事前に上司に相談してから始めることをおすすめします。
一方、公務員看護師に該当する方や就業規則で副業が禁止されている方は副業ができません。
公務員看護師の副業は国家公務員法や地方公務員法で禁じられているからです。
また、民間の病院であっても、本業に支障をきたす可能性を考慮し、就業規則で副業を禁止している場合もあります。
「職場にバレないようにコッソリやればいい」「どうせバレたりしないでしょ」とお考えの方もいるかもしれませんが、気づかぬうちに噂が立ったり、年末調整や住民税納付、社会保険加入などのタイミングでバレる可能性が高いため、おすすめしません。
副業禁止と知りながら働いてしまうと、減給・停職・免職(解雇)などのリスクを背負う羽目になります。
なにより、あなた自身の信用問題に関わるため、諦めたほうが賢明でしょう。
なお、就業規則は常時10人以上の従業員を雇用する職場で届け出が義務付けられており、少人数のクリニックや施設では就業規則が存在しない場合があります。
就業規則のない職場でお勤めの方は、副業に関する規定について、上司か人事担当者に直接確認することをおすすめします。
2. 看護師が
副業を始めるメリット
看護師の副業には、以下のように多くのメリットがあります。
- 年収アップできる
- 本業では得られなかった経験が積める
- スキルアップに繋がる
- 交友関係や人脈が広がる
- 空いた時間を有効活用できる
- 気分転換になる
- 今まで気付かなかった自分の可能性を見い出せる
副業をしている方の中には、「副業で学んだ知識を本業に活かせた」「生活にメリハリが出た」「時間の使い方を考えられるようになった」といった変化を感じている方もいます。
また、看護師の副業のメリットは、個人レベルにとどまらず、組織にも良い影響を与えることがあります。
たとえば、看護師間の知識・スキルの共有が質の高い看護に繋がったり、常勤スタッフの負担が減ったり、残業の軽減に繋がったりと、さまざまな効果が期待できるでしょう。
このように、看護師の副業は個人・組織それぞれの視点で考えても、多くのメリットが得られます。
ただ、看護師の副業には注意しなくてはならないポイントがあります。
実際に副業を始めてから「想像とは違った」とならないように、次章でご紹介する注意点をしっかり把握しておきましょう。
3. 知っておきたい!
看護師が副業する際の注意点
看護師が副業する際は、以下の注意点について確認しておきましょう。
- 就業規則をチェックし、そもそも副業可能かチェックする
- 副業を始めることは、上司に前もって伝える
- 勤務日が被らないように、シフトの調整を行う
- 周囲への配慮を忘れないようにする
- シフトの申告期限を確認しておく
- 本業・副業共に、勤務日数や時間数の規定がないか確認する
- 副業先には、本業先で社会保険に加入していることを伝える
- 確定申告が必要になることを知っておく
- 確定申告の方法について調べておく
副業を行う看護師はまだまだスタンダードとは言えない存在です。
始めて間もないうちは、上司や周囲から理解が得られなかったり、シフト調整が上手くいかなかったり、確定申告などの慣れない手続きに苦戦したりすることもあるでしょう。
しかし、副業を行う生活が定着すると、自分に合った働き方が見つかり、楽しく仕事ができるようになるはずです。
仕事だけでなく、プライベートや休息も大切にしながら、メリハリのある生活を目指しましょう。
4. まとめ
看護師の副業の基礎知識について解説しました。
看護師が副業できるかは就業規則によるため、ご興味のある方はまず就業規則の確認から始めると良いでしょう。
看護師の副業にはメリットや注意点がありますが、いまの働き方や収入にご不満を抱えているようでしたら、一歩踏み出してみるのも一つの手です。
「フリーランス看護師について知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。