フリーランス看護師におすすめの職場は?初心者にもおすすめの働き方をご紹介
自由を求めて増えつつある「フリーランス看護師」。
「名前だけ聞いたことある」「ちょっと気になっている」という方もいるのではないでしょうか。
フリーランス看護師とは特定の組織に所属せず働き方を自由に選択している看護師のことで、看護師の新しい働き方として注目を集めています。
しかし、その数はまだ少なく、「フリーランス看護師ってどこで働くの?」「開業しなきゃダメ?」「初心者におすすめの職場はある?」と気になりますよね。
そこでこの記事では、フリーランス看護師におすすめの職場や、フリーランス看護師の仕事の探し方についてご紹介します。
- フリーランス看護師は、開業しなくても始められる
- これからフリーランス看護師になるなら、経験を活かせる職場がおすすめ
- 仕事の探し方を知っておくと、収入の確保がしやす
1. フリーランス看護師は、
開業しなくても始められる
フリーランス看護師といえば、開業や起業のイメージがある方もいるでしょう。
しかし、実は開業や起業しなくても、フリーランス看護師になることは可能です。
たとえば、派遣会社に登録して働いたり、施設や企業と個別契約(業務委託契約)して仕事したり、自宅でできる仕事を副業で始めたりと、さまざまな形で働けるのです。
看護師は経営や営業といった知識がなくても始められる仕事も多いので、これからフリーランス看護師を始める方は、経験を活かせる職場から選ぶと良いでしょう。
2. フリーランス看護師に
おすすめの職場5選
ここでは、フリーランス看護師におすすめの職場を5つご紹介します。各職場ごとにおすすめポイントもご紹介しますので、ぜひ参考になさってください。
病院(病棟・外来)
病棟経験があり、メリハリをもって働きたい方には、病院をおすすめします。
主な業務内容は、以下の通りです。
【 病棟業務 】
点滴や採血などの処置、バイタルサイン測定、状態観察、急患対応、清拭、シャワー・入浴介助、検査時の移送・移動介助、オムツ交換、トイレ介助、食事介助、栄養管理 など
【 外来業務 】
問診、バイタルサイン測定、採血や点滴などの処置、検査の説明、診察介助 など
クリニック
柔軟な働き方を求めるのであれば、クリニック勤務がおすすめです。
主な業務内容は、以下の通りです。
- 問診
- 診察介助
- レントゲンや心電図などの検査介助
- 採血や点滴などの処置
- (診療科によって)予防接種、感染症検査、手術介助 など
クリニック勤務は勤務時間の融通が利きやすく、フリーランス看護師のみならず、多くの看護師から人気があります。
たとえば、「午前だけ」「1日数時間だけ」「週数日だけ」といった働き方もできるため、収入を扶養範囲内に抑えたい方にもおすすめです。
また、一般的なクリニックは単科診療であるため、専門性を高めるのにも適しています。
働きやすさから中長期的に働く方が多いですが、なかには急な欠員に合わせて単発で働くケースもあります。
訪問看護
マイペースに働きたい方や新しい働き方をお探しの方には、訪問看護という選択もおすすめです。
主な業務内容は、以下の通りです。
- 利用者の状態観察
- 医師の指示に基づく医療処置
点滴、採血、吸引、服薬管理、インスリン注射、褥瘡処置、在宅酸素や人工呼吸器の管理など - 日常生活サポート
栄養管理、シャワー・入浴介助、オムツ交換、排泄介助など - 家族支援
- 関係機関との調整
- 報告書の作成 など
訪問看護は基本的に看護師1人で対応するため、一定以上の経験はもちろん、責任感や臨機応変さ、コミュニケーション力などが求められます。
自らの裁量で看護を提供できるところが大きな魅力で、経験やスキルを活かして新たな挑戦をしたい方にぴったりの職場といえます。
介護施設(特養、老健、デイサービス、訪問入浴など)
病院以外で働きたい方には、介護施設をおすすめします。
施設によって業務内容は異なります。
以下は、特養や老健などのいわゆる老人ホームでの主な業務内容です。
- バイタルサインの確認
- 状態観察
- 清拭、シャワー・入浴介助
- 食事介助、胃ろうの管理
- 移乗・移動介助
- その他、ADLに合わせたケア
- ターミナルケア など
介護施設は生活の場として機能しており、病院ほどの忙しさはなく、利用者さんとじっくり関わることができます。
勤務期間はさまざまで、1日だけの単発や短期で働く方はデイサービスや訪問入浴、数カ月以上の中長期的に働く方は特養や老健などを選ぶ傾向にあります。
保育園
子どもと関わりたい方、医療処置のない職場をお探しの方は、保育園をおすすめします。
主な業務内容は、以下の通りです。
- 子どもの体調管理
- 衛生的な環境の整備
- 感染症対策
- 保育士や保護者への保健指導
- 病児・病後児の対応
- アレルギー児の対応
- 保育補助 など
共働き世帯の増加に伴い、保育の現場でも看護師のニーズは高まっています。
特に、小児科経験や子育て経験のある方は重宝されやすく、即戦力として働けるでしょう。
保育園勤務は単発で働くケースは少なく、長期的な勤務を求められることが多い傾向があります。
単発や短期で働きたい方は、ベビーシッターや医療ケアシッターとして働くのもおすすめです。
【番外編】その他のフリーランス看護師におすすめの職場
ここまで紹介した以外にも、フリーランス看護師におすすめの職場はたくさんあります。
- 健診センター・巡回健診バイト
- ワクチン接種会場スタッフ
- ツアーナース
- イベントナース
- トラベルナース(応援ナース)
- 研修や学会などの講師
- 医療系Webライター
気になる働き方がある方は、お住まいの地域の求人をチェックしてみましょう。
3. フリーランス看護師の
仕事の探し方
フリーランス看護師として安定収入を得るためには、仕事探しの方法を知っておくことが大切です。
フリーランス看護師におすすめの仕事探しの方法は、主に6つです。
それぞれの特徴を踏まえ、自分に合った方法で仕事を見つけましょう。
フリーランス看護師におすすめの仕事の探し方
- 求人検索サイト
-
求人量・種類が豊富でスマホやパソコンから簡単に検索できる。
サイトによって扱う求人が違うので、複数のサイトを見比べるのがおすすめ。 - ハローワーク
-
公的機関であり、一定数の求人を見比べられる。
スマホやパソコンから簡単に検索も可能。 - ナースセンター
-
日本看護協会が運営しており、求人の質が担保されている。
仕事やキャリアに関する相談サービスもあり。 - 看護師専門の派遣会社
-
看護師向けの求人を多数取り扱っている。働き方によっては、社会保険への加入もできる。
- 知人の紹介
-
求人票には載らない職場の雰囲気をダイレクトに確認できる。
採用率も高め。 - 直接応募・直接営業
-
転職関連サービスを経由しない分、熱意が伝わりやすい。
- SNS
-
気軽に検索でき、転職関連サービスには掲載されない求人に出会えることも。
ただし、詐欺案件の可能性もあるので注意が必要。
4. まとめ
フリーランス看護師におすすめの職場をご紹介しました。
フリーランス看護師は、起業や開業をしなくても始めることができます。
活躍の場は広がり続けているため、気になる働き方を見つけたらぜひ調べてみると良いでしょう。
「フリーランス看護師についてもっと知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。