フリーランス看護師に向いている人とは?求められる資質をメリット・デメリットと共に紹介
コロナ禍がきっかけで働き方を見直す看護師が増えるなか、注目を集めているのが「フリーランス看護師」。
しかし、まだまだ少数派であるその存在に対して「誰でもできるものなの?」「メリット・デメリットはある?」と疑問を抱く方もいるのではないでしょうか。
そこでこの記事では、フリーランス看護師に向いている人の特徴やメリット・デメリットについてわかりやすくご紹介していきます。
- フリーランス看護師にはメリット・デメリットがある
- フリーランス看護師に向いている人は、メリット・デメリットを知った上で「やってみたい」と思える人である
- フリーランス看護師は看護師資格があればいつでも・誰でもチャレンジできる
フリーランス看護師の
メリットとは?
フリーランス看護師は、既存の型にとらわれず、看護師資格を活かして自由に働き方を選択している看護師のことです。そのメリットは、主に以下の4つです。
自分の予定に合わせて働ける
フリーランス看護師は、自分の予定に合わせて勤務日や休息日を決められます。
たとえば「午前だけ働きたい」「夜間に高時給で働きたい」「今月は土日に働き、平日に休みたい」と、柔軟に働き方を変えられるのです。
特定の職場で働く場合、一度決まったシフトを変えることは難しいため、こうした柔軟性は大きな魅力といえるでしょう。
人間関係に縛られず働ける
フリーランス看護師は特定の職場に依存しないため、人間関係に縛られず働けます。
人間関係のトラブルがあった場合でも「ずっとここにいる訳じゃない」と割り切って働けるため、余計なストレスを感じずに済みます。
こうした点も、フリーランス看護師の強みといえるでしょう。
自分の可能性に気付ける
さまざまな場所で働く機会が多いフリーランス看護師は、今まで知りえなかった自分の可能性に気付く機会も多いです。
「病棟よりも外来のほうが性に合ってた」「病院以外の仕事の方が楽しいかも」など、フリーランス活動を通して多くの気付きが得られることもあるでしょう。
収入アップのチャンスがある
収入アップのチャンスがあるのも、フリーランス看護師のメリットです。
特定の職場で働くよりも仕事の幅が広がるため、働き方によっては収入アップのチャンスがあるかもしれません。
フリーランス看護師の
デメリットは?
多くのメリットがあるフリーランス看護師ですが、もちろんデメリットも存在します。
主なデメリットは、以下の4つです。
収入が安定しない
フリーランス看護師は直接雇用契約を結ばないため、固定休やボーナスなどの支給がなく、収入が安定しません。
収入の変動が激しい場合は、クレジットカードが作れなかったり、賃貸契約の審査が下りなかったりすることもあるかもしれません。
そのため、収入面で不安な方は常勤の仕事と併用できるアルバイトや副業から始めると良いでしょう。
定期的に仕事を探さなくてはいけない
単発や短期の仕事を選ぶのであれば、仕事を定期的に探す必要があります。
仕事をこなしながら、常に次の仕事探しをしなくてはならないため、慣れるまでは大変と感じる方もいるでしょう。少しでも仕事探しの手間を減らすのであれば、派遣会社に登録し、紹介される仕事をこなすというのも一つの手です。
確定申告の必要がある
フリーランス看護師は、確定申告をしなくてはなりません。
確定申告は、直接雇用の場合担当者が代行してくれる手続きですが、フリーランス活動を始めたら自分で行う必要があります。
確定申告をしないでいると、延滞税を課せられたり、脱税とみなされたりすることもあるため、忘れず行うようにしましょう。
税務署の相談窓口や確定申告用の会計ソフトを上手く活用すると、手続きの簡略化が可能です。
即戦力を求められることがある
フリーランス看護師は人手不足の職場で働く機会が多く、即戦力を求められるケースもあります。
たとえば、保清、移動・移乗介助などのケアを行うこともあれば、採血や点滴といった処置を行うこともあります。看護技術や知識に不安がある方は、ご自身のスキルや経験に合わせて仕事を選ぶとよいでしょう。
フリーランス看護師に
向いている人の特徴
以下の特徴に一つでも該当する方は、フリーランス看護師に向いているでしょう。
- 自分の予定に合わせて働く日時を決めたい人
- 人間関係で悩まずに働きたい人
- さまざまな職場で働いてみたい人
- 収入アップを目指したい人
- 収入のアップダウンを許容できる人
- 確定申告などの手続きを忘れず行える人
上記に該当しない方でも、フリーランス看護師のメリット・デメリットを知った上で「やってみたい」「チャレンジしたい」と思える方は、フリーランス看護師に向いているでしょう。
まとめ
フリーランス看護師は働き方を自由に選択できる看護師のことです。
メリット・デメリットはさまざまあり、「自分には向いていないかも」「不安がある」とお考えの方もいるでしょう。
しかし、仕事に必要なのは資質ではなく、「やってみたい」と思える気持ちです。
向いているか・向いていないかの判断は、実際にチャレンジしてから決めても遅くはありません。
気になる方は、フリーランス看護師の働き方などについて調べてみると良いでしょう。
「フリーランス看護師についてもっと知りたい」「興味がある」「やってみたいかも」という方は、ぜひ当協会ホームページをチェックしてみてはいかがでしょうか。