What is a freelance nurse?
フリーランス看護師について
近年は、フリーランスという働き方が普及してきており、看護業界でもフリーランスという働き方を選択する看護師が増えてきました。特定の病院に勤めず、自由に働き方を選択する。そんな「フリーランス看護師」が注目されてきています。
看護師業界は深刻な人手不足の状況にあり、仕事が豊富です。今後も高齢化が進み、看護師の需要はさらに高まっていくと予想されます。看護師の資格を所有していれば、フリーランス看護師として十分通用する職場が多く存在するため、ハードルが低いのも魅力です。
長い看護人生の一時点でフリーランスを選択し、今までと違った働き方を経験することは、看護人生をポジティブに考える期間をつくることになります。ライフスタイルや気持ちの変化に応じて、フリーランス看護師という選択を考えてみてはいかがでしょうか。
現在では、経験豊富なフリーランス看護師にSNSやオンラインサロン、相談会などを通じてアドバイスをしてもらえる環境も整ってきています。
副業看護師について
近年は、働き方の多様化や政府が進める「働き方改革」の流れを受け、副業を認め、促進する動きが徐々に高まってきています。2018年はモデル就業規則が改訂されて副業が解禁され、「副業元年」として話題となりました。
現時点では副業を禁止している病院も未だ多く存在しますが、今後の流れとしては、一般の職業と同じように看護業界にも副業の時代がくると考えられています。
副業には、次のような多くのメリットがあります。
個人レベルでは上記のようなメリットが挙げられますが、看護業界全体で考えても、多くのメリットがあると考えられています。
本業だけでなく副業で活躍することは、自分のためだけでなく看護業界のためにもなります。もちろん健康管理を怠り、本業に支障が出るようなことは避けなければなりません。ワークライフバランスを保つことを前提にし、副業看護師という選択も考えてみてはいかがでしょうか。
フリーランス・副業看護師の活用について
フリーランス・副業看護師を活用して人員を増やすと、労働生産性が向上すると考えられます。労働生産性が向上すると体力や精神面にゆとりが出てくるため、フリーランス・副業看護師に興味を示す看護師が増えると予想されます。その結果、フリーランス・副業看護師が増加し、さらに人手不足が解消され、さらに労働生産性が向上すると考えます。
この好循環を作りだすためにも、フリーランス・副業看護師の働きやすい環境づくりは重要であると言えるでしょう。当協会は、フリーランスや副業に興味を持った看護師に情報やサービスを提供することで、フリーランス・副業看護師の増加を後押しする役目を担います。
これまでのさまざまな調査で、潜在看護師の多くが週1〜2日や短時間、扶養内で “看護師として働きたい” と望んでいるという結果が示されています。労働生産性が下がると言われている時間外勤務体制を継続させるのではなく、働きたいと考えている看護師の労働条件を工夫して受け入れることができれば、十分にマンパワーを確保できると考えられます。時間外労働に苦しんでいた看護師を解放し、働きたい看護師が活躍できる環境を整える必要性があります。